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インプラント治療後はMRIやCT検査を受けられない?断られたときの対処法も徹底解説

2025年4月30日 インプラント

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「インプラントを入れているとMRI検査やCT検査ができないのでは?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、実際にはほとんどの歯科インプラント(チタン製)はMRI・CT検査が可能です。本記事では、検査を受ける際の注意点や、検査を断られた場合の対処法について詳しく解説します。

\カナザキ歯科はインプラントと歯周病、両方の専門性をもつ歯科医師が治療/

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インプラント治療後はMRIやCT検査を受けられない?

結論から言うと、インプラントを埋め込んだ後でもMRI・CT検査は基本的に受けられます。 歯科インプラントに一般的に使われるチタンは、非磁性体(金属の中でも磁石に引き寄せられない性質を持つ)であり、MRI検査の影響を受けにくいのが特徴です。 また、CT検査についても、インプラントがあるからといって撮影できないわけではありません。ただし、インプラントが金属であるため、画像にアーチファクト(乱れ)が生じる可能性はあります。しかし、診断に支障をきたすほどの影響が出ることはほとんどありません。 では、なぜ「インプラントがあるとMRIが受けられない」と言われるのでしょうか?

インプラント治療をするとMRIを受けられないと言われる理由

インプラント治療後でもMRI検査は可能ですが、まれに医療機関側が慎重になり、検査を断られるケースがあります。 これは主に次のような理由によります。

①インプラントが金属だから

MRIは強力な磁場を使用するため、金属が体内にあると影響を受ける可能性があります。しかし、歯科用インプラントの主要素材であるチタンは、磁場の影響をほとんど受けないため、基本的には問題ありません。

②医療機関が安全を優先するため

病院によっては、「念のため」という理由でインプラントがあるとMRIを断るケースがあります。これは、医師が事前にインプラントの素材を確認する手間を省きたい場合や、金属によるアーチファクトを懸念している可能性があります。

③インプラントの種類による影響

インプラントの種類によっては、MRI検査が制限されることがあります。特に以下のようなケースは注意が必要です。

インプラントオーバーデンチャーとは?

取り外し可能な総入れ歯タイプのインプラント治療で、アタッチメント部分に磁性金属が使われている場合があります。 この場合、MRI画像にアーチファクトが生じやすくなるため、検査前に入れ歯部分を外す必要があります。

医療用インプラントとは?

整形外科などで使用される医療用インプラント(人工関節など)には、ステンレススチールやコバルトクロム合金など、MRIに影響を与える素材が含まれていることがあります。歯科インプラントとは異なり、注意が必要です。  

インプラント治療の前はCT撮影が欠かせない

インプラント治療を行う前に、ほとんどの歯科医院ではCT撮影を行います。 CT検査は、骨の状態や神経の位置を正確に把握するために欠かせないもので、安全かつ成功率の高い治療を行うための重要なステップです。 カナザキ歯科では、CT・Xガイド・静脈内鎮静法などの最新医療機器を駆使し、25年間無事故の実績を維持しています。

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CT撮影の費用

インプラント治療におけるCT検査の費用は、保険適用外となるため、5,000円~20,000円程度が一般的です。 カナザキ歯科では、費用負担を抑えるためにデンタルローンの選択肢医療費控除の活用方法についても相談が可能です。

CT撮影なしでもインプラント治療は可能?

原則として、インプラント治療にはCT検査が必要です。 まれにCTを撮影せずに治療を行う歯科もありますが、その場合でも別の病院でCT撮影を行い、そのデータをもとに治療を進めるのが一般的です。

インプラント治療後にMRIを断られた時の対処法

万が一、「インプラントがあるからMRIを受けられない」と言われた場合、次のような対策を試してみてください。

①治療を受けた歯科医院に相談する

インプラントの素材やメーカー(例:デンツプライなど)を確認し、チタン製であることを証明する資料を発行してもらいましょう。

②チタン製であることを伝える

MRI検査を行う医師に「インプラントはチタン製である」ことを説明すると、検査を受けられる可能性が高まります。

③上部構造だけ取り外す

取り外し可能なインプラント(オーバーデンチャーなど)の場合、検査前に外すことでMRIの影響を最小限に抑えられます。  

まとめ

以上のことをまとめると以下のようになります。  
  • インプラント治療後も、基本的にMRI・CT検査は可能
  • 歯科用インプラントの主流であるチタンは、MRIの磁場に影響を受けにくい
  • CT検査はインプラント治療の安全性を確保するために欠かせない
  • 医療機関によっては安全を優先し、インプラントを理由に検査を断ることもある
  • インプラントの種類によっては、MRI検査が制限されることがある
  • 検査を断られた場合は、治療を受けた歯科に相談する・チタン製であることを伝えるなどの対策が有効
  カナザキ歯科では、日本口腔インプラント学会専門医による高度な治療と、CT・Xガイドを活用した精密診断を行い、25年間無事故の実績を積み重ねています。 また、他院で「インプラントがMRI検査に影響する」と言われた方、CT検査を受けずにインプラント治療を勧められた方も、お気軽にご相談ください。 カナザキ歯科では、セカンドオピニオンにも対応しており、他院で断られた難症例の患者様にも最適な治療法をご提案しています。 「本当にMRIが受けられるのか不安」「CT撮影が必要なのか知りたい」「他院で骨が足りないと言われたけど治療できる?」など、お悩みのある方は、ぜひカナザキ歯科へお問い合わせください。 安全性と長期保証にこだわった、患者様一人ひとりに寄り添うインプラント治療をご提供いたします。

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著者プロフィール

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著者:金﨑伸幸 【歯科臨床と教育にすべてをささげる歯科医】
患者様に心から喜んでいただける「良い治療」を追求したい。

日本最先端インプラント開発会議コアメンバー就任 / 先端歯科医療研究会 SEDIT代表に就任 / 九州歯科大学審美歯科非常勤講師に就任 / 愛媛大学医学部非常勤講師に就任 / Doctorbook academy「真夏のスキルアップセミナー3Days歯周病Xリグロス」応用編講師 /

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