インプラント治療が絶対だめと言われる6つの理由

2025年3月12日 インプラント

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インプラント治療は入れ歯やブリッジと比べ、より自然な見た目かつ噛みごたえなども天然歯に近いという特徴があります。

しかし「絶対だめ、しない方がよい」という声も見受けられます。

ここでは、なぜインプラント治療が絶対だめと言われるのか?その理由について詳しく見ていきます。


\カナザキ歯科はインプラントと歯周病、両方の専門性をもつ歯科医師が治療/


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インプラント治療が絶対だめと言われる6つの理由

「インプラント治療を受けてよかった」という声がある一方で、「インプラントは絶対だめ。やらない方がよい」という否定的な意見も見受けられます。

確かにインプラント治療はリスクを伴うので、全員が受けられるわけではありません。また、下記のような理由から「絶対だめ」と言われることもあります。

 

  • 保険適用外のため費用が高額
  • 骨の質と量が求められる
  • インプラント周囲炎などを発症する可能性もある
  • 治療期間が長い
  • セルフメンテナンスや定期的な通院が必要
  • 持病がある方はインプラント治療を受けられない

 

保険適用外のため費用が高額

インプラント治療は審美性や機能性を高める目的が強いため、原則として健康保険が適用されません。その結果、インプラント1本あたり30万〜50万円ほどの費用がかかります。

また、オールオン4・オールオン6というすべての歯にインプラント治療を施す方法だと、片顎で200万〜400万円ほどが目安になります。

 

骨の量が求められる

インプラントは顎の骨に直接埋め込むため、一定以上の骨の量が求められます。一般的には骨の高さが10mm以上、幅が6mm以上あることが理想と言われています。

もし量が不足している場合、骨造成という手術を行います。他の部位の骨や骨補填材を充填し、人工膜で覆うことで骨が次第に再生していきます。

 

後遺症が残る可能性もある

インプラント治療の長期間での成功率は90%以上と言われています。しかし術直後にわずかながら後遺症が残る可能性もあります。考えられる後遺症の例が下記のとおりです。

 

  • 動脈損傷による出血
  • 神経損傷による痛み
  • 噛み合わせ悪化による頭痛や肩こり(インプラント以外の歯科治療も同じ)
  • 副鼻腔炎

 

なお、当院「カナザキ歯科」はこれまで23年間で6,300本以上の実績があり、長期間の成功率は約99%以上となっています。オペに伴う偶発事故は0件です。

 

治療期間が長い

インプラント治療は長期に渡って行われます。口腔内や顎の骨の状態によって前後しますが最短で3ヶ月、最長で1年ほどかかることも。また、治療期間中は定期的に通院しなければいけないため、手間を感じるかもしれません。しかし「急がば回れ」という言葉のように確実に成功する方法を選択するべきではないでしょうか。

 

セルフメンテナンスや定期的な通院が必要

インプラント治療が終わったあとは日頃のケアが大切になります。

毎日の歯磨きはもちろん、歯科医院でのメンテナンスも欠かせません。インプラント治療は保証期間が設けられており、適用するには歯科医院に通うことを条件としていることが多いです。

 

 

持病がある方はインプラント治療を受けられない

歯周病や虫歯がひどい場合、インプラント治療を受けられません。先に歯周病や虫歯の治療を行うことになります。

また、糖尿病や腎疾患がある方もインプラント治療は困難です。免疫機能の低下や傷口の回復に時間がかかることが理由です。

 

 

 

インプラント治療を受ける判断基準

時々「インプラントは絶対だめ」という人がおられますが、何故ダメなのかと質問してみると意外に曖昧な答えしか持っていない方が多いと感じます。もしインプラント治療に興味がある場合は、信頼できる専門家に相談してみることをお勧めします。複数の専門家に相談する中で次の事に注力して専門家の話をよく聞き比較検討してみてください。

 

  • 自分の口腔の現状を客観的に知る
  • いろんな治療法を比較し、自分にとって何が最適化を見極める
  • インプラントのメリット・デメリットを知る
  • 予算や治療回数、期間が自分に合うかを考える

 

それぞれ詳しく紹介していきます。

 

インプラント以外の治療法も視野に入れる

歯を失った時の治療法は、インプラント以外に「入れ歯」や「ブリッジ」があります。入れ歯は保険が適用されるため安価ですが、審美性や違和感、咀嚼効率の低さがデメリットです。ブリッジは場合によって保険を適用でき審美性も高いですが、両隣の歯を削らなければいけません。

 

インプラント・入れ歯・ブリッジの特徴を下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

インプラント以外の治療方法3選!代表的な選択肢の特徴を比較

 

治療の目的を明確にする

「とにかく安くていいから代わりの歯を入れたい」「費用が高額でも長く美しく使える歯がよい」など、治療の目的は人それぞれ。そして、目的によって最適な治療法も異なります。

 

治療法を決められない場合は一度、歯科医院に相談してみるのもおすすめです。電話や相談フォームを設けている歯科医院もあるので、ぜひご活用ください。

 

歯科医院に相談してみる

インプラントだけでなく、入れ歯やブリッジに興味がある場合も歯科医院への相談が可能です。事前予約が必須ですが、専門知識を持つ歯科医師に相談できるのはメリットでしょう。

 

なお、インプラント治療を検討する場合は「セカンドオピニオン」を活用するのもよいです。


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歯科医師はインプラント治療を受けないという噂の真相

「歯科医師はインプラント治療を受けない」ということはありません。インプラント治療を受けるには専用の設備や技術が求められます。また、歯科医師によって治療方針や考え方が異なるので、患者様に案内する治療内容にも違いがあります。

 

インプラント治療を案内しない理由

歯科医院によってはインプラント治療を案内しないこともあります。それには次のような理由があげられます。

 

  • 設備が整っていない
  • 知識やスキルが備わっていない
  • 保険診療しか行っていない

 

それぞれ詳しく解説していきます。

 

設備が整っていない

インプラント治療には高度な技術と専用の設備が必要です。また、手術の際も精密な計測機器や特殊な外科用器具が用いられます。一部の歯科医院では、このような専門的な設備が整っていないため、インプラント治療を提供できません。

 

知識やスキルが備わっていない

インプラント治療は専門知識と技術が求められます。これらが不足している場合、歯科医師はインプラント治療を提供しないことがあります。また、インプラント治療のリスク管理や合併症の対応について十分な知識がない場合も、治療の提供を控えることが一般的です。

 

保険診療を優先している

インプラント治療は原則として健康保険の適用外であり、全額自己負担となります。そのため、保険診療のみを行っている歯科医院では、インプラント治療を提供しないことがあります。保険診療に限定している歯科医院では、患者の経済的負担を考慮して、より低コストの治療オプションを提案することが多いです。

 

まとめ

インプラント治療はデメリットやリスクが伴います。審美性や耐久性、機能性の高さがある一方、自由診療のため費用が高額になります。また、治療期間が長期に渡り、定期的に通院しなければいけません。

 

とはいえ、まずは歯科医院に相談してみることもおすすめです。当院「カナザキ歯科」は無料メール相談を受け付けているので、インプラント治療に興味がある方はぜひご相談ください。

 


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著者プロフィール

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著者:金﨑伸幸 【歯科臨床と教育にすべてをささげる歯科医】
患者様に心から喜んでいただける「良い治療」を追求したい。

日本最先端インプラント開発会議コアメンバー就任 / 先端歯科医療研究会 SEDIT代表に就任 / 九州歯科大学審美歯科非常勤講師に就任 / 愛媛大学医学部非常勤講師に就任 / Doctorbook academy「真夏のスキルアップセミナー3Days歯周病Xリグロス」応用編講師 /

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