カナザキ歯科では、インプラント体や被せ物など、使用する材料に関しても妥協しません。
常に「自分自身がインプラント治療を受けるなら」どうして欲しいかを考え、材料を厳選しています。
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【厳選材料01】
アストラテックインプラントシステムEV
当院のインプラント治療では、治療後のトラブルが起こりにくい「アストラテックインプラントシステムEV」を採用しています。
アストラテックインプラントシステムEVは、800通りのインプラントの形状の中からインプラントの周囲の骨が痩せにくい形状を調査する実験において、「インプラントの周囲の骨が痩せにくい」と証明された形状をしています*。さらに細菌が侵入しにくい構造をしているため、細菌感染によってインプラントの周囲の骨が破壊される「インプラント周囲炎」のリスクも大幅に軽減します。
*出典:Hansson S, Werke M. J Biomech, 「Providing that theprofile favourable threads of small dimensions are veryeffective」 36:1247-1258, 2003
▼アストラテックインプラントシステムEV
オッセオスピードEV 医療機器承認番号:22800BZX00381000
オッセオスピードプロファイルEV 医療機器承認番号:22900BZX00322000
※インプラントのリスク・副作用については、ページ下部をご覧ください。
アストラテックインプラントシステムEVの特徴
特徴1 骨を痩せにくくする
加齢などさまざまなことが原因でインプラントの周囲の骨は痩せていきます。ほかのインプラントでは、5年で骨が1.5mm痩せるのに対し、アストラテックインプラントシステムEVの場合は、5年で0.3mmしか痩せないことが実験によって証明されています*。
アストラテックインプラントシステムEVには、特殊なマイクロスレッド形状が噛む力を利用して骨に「たわみ」を誘発する特徴があり、このたわみによる刺激がインプラントの周囲の骨を痩せにくくします。
*出典: Albektsson T. etal.,Int J Oral Maxillofac Implants 1986;1(1):11-25,Albektsson T. and Zarb GA.,Int J Prosthodont1993;6(2):95-105, Roos J. et al., Int Oral Maxillofac Implants 1997;12(4);504-514
特徴2 インプラント体と土台の接合面から細菌が侵入しにくい
ほかのインプラントでは、咬み合わせたときなどインプラントに力がかかると、被せ物の土台との接合面にすき間ができてしまいます。すき間があるとそこから細菌が侵入しやすく、インプラント周囲炎のリスクが高まります。
一方、アストラテックインプラントシステムEVでは、力がかかっても被せ物の土台との接合面にすき間がほとんどできない精密な構造になっているため、細菌の侵入を防ぐことができます。
特徴3 マイクロスレッド形状と接合面にすき間のできない構造がインプラント周囲炎を防ぐ
インプラントを埋め込んだ部分に細菌が侵入することで起こるインプラント周囲炎は、インプラント治療をした方の約1~47%* がかかるといわれており、進行するとインプラントが揺れたり抜け落ちたりするリスクのある恐ろしい病気です。 しかし、「骨が痩せにくいマイクロスレッド形状」と「接合面にすき間のできない構造」の二つの特徴をもつアストラテックインプラントシステムEVを使用すれば、インプラント周囲炎の発症率を大幅に下げることができます。 *出典:Perks J, Tomasi C. Peri-implant health and disease. A systematic review of cur-rent epidemiology. J Clin Periodontal 2015 ; 42 Suppl 16:S158-171.
特徴4 傾斜のある骨にも対応できる特殊な形状
ほとんどのインプラントは、その頭部が傾斜のない真っ直ぐな形状をしています。そのため、傾斜のある顎骨に埋め込む際には、顎骨からインプラントの頭部の一部を露出させるか、頭部全体が隠れるまで深く埋め込む必要があります。しかし、頭部の一部を露出させると細菌感染のリスクが高まり、インプラントを深く埋め込むとインプラント体と骨面が離れている部分の骨が痩せるリスクが高まります。
一方アストラEVインプラントの場合は、顎骨の傾斜角度に適した形状をしたインプラントで治療できるため、細菌感染や顎骨が痩せるリスクを軽減できます。
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【厳選材料02】
骨を増やす材料へのこだわり
インプラントを埋め込む箇所の顎骨が痩せているケースでは、インプラントを十分に固定するために骨量を増やす処置を行った後にインプラントを埋め込む手術を行います。
一部の歯科医院では、この骨量を増やす治療に生体との親和性の高い人骨を使用する場合がありますが、当院ではいっさい人骨は使用しません。
なぜなら、自分がインプラント治療を受ける場合に、「ほかの人の骨が体内に入る処置を行う」と言われたら、強く抵抗を感じるからです。
歯科医師に技術力があれば、人工骨でも人骨と変わらない結果を得ることができます。もちろん使用する人工骨はより安全で質の良いものを厳選し、信頼性に疑問のある安価なものや認可のおりていないものは使用しません。
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【厳選材料03】
噛みやすく強度に優れた被せ物
「インプラントの被せ物をさらに噛みやすく、割れにくいものにしたい」という思いで良質な被せ物を探求し続け、当院がたどり着いたのが、西村好美先生による被せ物です。
世界的に著名な歯科技工士である西村先生の被せ物は、機能面でも審美面でも一般的な被せ物とはクオリティのレベルが異なり、初めて見たときには大きな驚きがありました。
当院では、西村先生に指導を受けてインプラントの被せ物を作製しているため、より噛みやすく強度にも優れた被せ物をご提供できます。希望される場合は、西村先生に被せ物の作製をお願いすることも可能です。
当院での被せ物について
一般的な被せ物
被せ物の内側にコーピングとよばれる枠があり、その上にセラミックを焼き付けた構造になっています。この構造では、強い力が加わったときに削れたり割れたりしやすく、強度の面で不安があります。
当院での被せ物
被せ物の内側のコーピングに建物でいう梁(はり)の役割となるものを取り付けることで、セラミックにかかる衝撃をしっかりと受け止める構造になっています。
西村先生の被せ物の特徴である、6点接触という噛むときの顎の動きを反映させた咬合面の形状はひじょうに噛みやすく、天然歯に近い噛み心地を再現します。
歯科技工士のご紹介
デンタルクリエーションアート
代表 西村好美先生
○略歴
- 1982年行岡医学技術専門学校歯科技工士科卒業
藤井歯科医院勤務 - 1985年大阪セラミックトレーニングセンター講師
- 1988年日技生涯研修認定講師
- 1991年藤井歯科医院退社
有限会社デンタルクリエーションアート開設 - 1995年SJCD歯周補綴テクニシャンコース講師
- 1999年にしむら塾主幹(東京・大阪)
- 2001年松風アドバイザー兼国際インストラクター就任
- 2002年咬合・補綴計画セミナー招聘講師
- 2007年日本歯科審美学会認定士及び評議員
THE EUROPEAN JOURNAL OF Esthetic DENTISTRY編集委員 - 2009年新大阪歯科衛生士専門学校卒業(歯科衛生士国家資格所持)
- 2010年大阪大学歯学部付属病院歯科技工スーパーバイザー就任
新大阪歯科衛生士専門学校講師
○所属
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【厳選材料04】
金属アレルギーの方でも安心できるジルコニアインプラント
金属アレルギーがある方でも、生体との親和性の高い金属であるチタン製のインプラントならアレルギーのリスクは抑えられますが、まれにチタンでもアレルギー反応がでる方もいらっしゃいます。
そのような方も安心して使用できるのが、「ジルコニアインプラント」です。
ジルコニアインプラントは、チタンと同じく骨と結合する性質をもつ酸化ジルコニウムを安定化させたセラミックで作られたインプラントです。金属はいっさい使用しないため、インプラントを埋め込んでもアレルギーの症状が出る心配はありません。
また、ジルコニアは人工ダイヤモンドにも使用される素材で強度や耐久性にも優れており、長期間にわたって使用し続けることができます。
当院ではZシステム社のジルコニアインプラントを採用しています。
・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
・高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・手術後、歯肉・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
・手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気副作用が現れることがあります。
・手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
・インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯肉の状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
・毎日の清掃が不十分だった場合、インプラント周囲炎(歯肉の腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。
「一般社団法人 日本歯科審美学会」は、歯科審美学の専門的知識および臨床技能・経験を有する歯科技工士と歯科衛生士に対して、「日本歯科審美学会認定士」の資格を与えています。
○「日本歯科審美学会認定士」資格取得の条件
・日本国歯科技工士あるいは歯科衛生士の免許を有している。
・認定士申請時において3年以上の会員歴を有している。
・第5条の認定士の各号に揚げる条件を満たしている。
など
○「日本歯科審美学会認定士」資格保持の条件
・学会で特別に認められた者を除き、5年ごとに資格の更新を行う。
・5年の認定期間中に別に定める条項を満たす。
など
詳しくは、「一般社団法人 日本歯科審美学会認定士制度規則をご覧ください。