Informed consent インフォームドコンセントとは
歯科医師が、治療内容などについて患者さまの疑問や不安が解消されるまで十分に説明を行い、患者さまが理解したうえで治療内容に同意することを「インフォームドコンセント」といいます。
インプラント治療は、自費診療で治療費がかかるだけでなく、外科手術を必要とする治療であるため、不安や恐れを感じる患者さまがほとんどです。
そんな気持ちを抱えたまま治療を進めてしまうと、より不安や恐怖が強まり、治療を後悔してしまうことにもなりかねません。
カナザキ歯科では、インフォームドコンセントを徹底し、患者さまに「カナザキ歯科なら任せられる」と安心していただけるまで、丁寧にわかりやすくご説明します。
徹底的に患者さまの不安と恐れに向き合ってケアをすることをお約束しますので、どうぞ安心してご相談ください。
Remove fear インプラント治療の不安や疑問、恐れを取り除くための取り組み
初回カウンセリングで院長がお口の問題と治療法を説明
インプラント治療を受けるか迷っているときに患者さまが感じる不安の多くは、インプラント治療やカナザキ歯科についての情報が不足していることが原因です。
当院では、インプラント治療に精通した院長が初回カウンセリングを担当し、患者さまが現在抱えるお口の問題とその原因についてわかりやすくご説明します。そして、ただ単にインプラント治療をご提案するのではなく、患者さまのお口にとってより良い治療法を考え、ご提案します。
歯科に特化したカウンセラーが不安や疑問に丁寧に応える
当院には歯科治療に特化したカウンセラーが在籍しています。カウンセラーは、患者さまのお口やインプラント治療に対する疑問や不安、お悩みなどについてじっくりとお伺いします。そのうえで患者さまの疑問や不安にお応えできるようにインプラント治療の流れや治療費、使用する材料について丁寧にご説明します。
ご自宅に帰られてから不安や疑問がでてきたという場合には、カウンセラーが電話でお答えすることも可能ですので、お気軽にご相談ください。
手術当日は院長によるカウンセリングで緊張をほぐす
インプラントの手術が近づくにつれて手術に対する恐れや緊張が強くなることがあります。強い恐怖心や不安感をもったまま手術を進めてしまうと、通常は痛みを感じないようなことでも痛みを感じてしまう場合があります。
当院では、手術当日はすぐ手術を行うのではなく、患者さまにはまずインプラント治療用の控え室で過ごしていただき、院長が手術の手順や治療の内容について再び丁寧にご説明し、患者さまの恐怖心や不安感が治まるまで待ってから手術を行うようにしています。
抗不安剤や笑気麻酔で不安や緊張を抑える
控え室からインプラント治療用のオペ室に移動していただいたら、抗不安剤や笑気麻酔によって患者さまの気持ちがしっかりと落ち着く状態にします。患者さまの恐怖感が強く、気持ちが落ち着いてない状態では麻酔も行いません。必ず患者さまが落ち着くのを待ってから手術を進めていきます。
※腸閉塞や肺気腫、中耳炎の症状がある場合は、笑気麻酔ができないため、ほかの方法をご提案します。
静脈内鎮静法で眠っている間に手術が終わる
手術に対する恐怖心や緊張感がとくに強いという方には、「静脈内鎮静法」をご提供することも可能です。
請脈内鎮静法は、患者さまの血圧や呼吸を管理しながら、気持ちを落ち着かせる効果がある薬を少しずつ静脈内に点滴する麻酔法で、患者さまはウトウトと眠っているようなリラックスした状態で手術を受けられます。
なお、手術中は麻酔医が患者さまの全身状態を常に監視しているため、万が一体調の変化が起きたときたとしても、迅速かつ適切に対応できます。
インプラント術前術後の注意事項 知らないと怖い!
以下の動画ではインプラント術前術後の注意事項についてご紹介しています。ぜひご覧ください(クリックすると動画が再生されます)。
・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
・高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・手術後、歯肉・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
・手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気副作用が現れることがあります。
・手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
・インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯肉の状態、咬み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
・毎日の清掃が不十分だった場合、インプラント周囲炎(歯肉の腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。
インプラント治療などの自費診療(保険適用外)で笑気吸入鎮静法、静脈内鎮静法などを行う場合は自費診療となり、保険診療よりも高額になります。保険診療となった場合も、高額になることがあります。これらの麻酔法を保険診療で行うには治療内容など条件がありますので、詳細は歯科医行ご確認ください。
・笑気吸入鎮静法の実施により、ごくまれに効果が切れたあとの吐き気や嘔吐、末梢神経障害が現れることがあります。
・静脈内鎮静法の実施により、薬剤による影響や全身疾患との関連から重篤な副作用を引き起こすことがあります。持病のある方は注意が必要なので、事前にお申し出ください。
・麻酔薬の影響ではなく緊張状態や麻酔注射時の疼痛により起こる脳貧血により、悪心、吐き気、手足の震え・痺れが起こることがあります。
・麻酔効果が切れるまで口の中の粘膜や唇の感覚が麻痺しているため、唇を噛んだりやけどなどをしないよう、食事は避けてください。
・アルコールにより血流が良くなり、出血・腫れ・痛みが増してしまうことがあるため、飲酒は避けてください。