Facility 安心して治療を受けられるカナザキ歯科の設備・環境
カナザキ歯科では、患者さまが安心して治療を受けられるように設備や環境を整えることは、「医療機関として当然の義務」と考えています。
手術を必要とするインプラント治療では、がんなどの手術を必要とする治療と同じように、衛生面と安全面に十分に配慮する必要があります。
歯科医院によっては一般の診療室で手術を行う場合もありますが、当院ではインプラント専用の部屋を設け、徹底した衛生管理のもと安全に配慮した手術を行っています。
ほかの診療室とは隔離された専用の部屋で手術を行うことにより、細菌や目に見えない歯の削りカスやホコリが患部に入り込むのを防ぎ、感染のリスクを減らします。また、歯科医師はほかの患者さまやスタッフの声を気にすることなく手術に集中できるため、より正確な治療が可能になります。
Facility より安全な治療のためのインプラント手術の環境
手術を行うための設備や環境の充実度は、歯科医院のインプラント治療に対する姿勢や治療の質、安全性などを判断する一つの基準になるといえます。当院では、手術をより安全に行うための衛生管理と患者さまの体調の変化に迅速に対応できる環境を整えています。
インプラント専用オペ室
徹底して滅菌と消毒が行われたインプラントの手術専用の個室で、患部に細菌などが入り込まない清潔な環境で安全に手術を行うことができます。
室内は広々としているため、歯科医師1人と助手の歯科衛生士2人で行う手術もそれぞれの動線を妨げず、スムースに進めることができます。
また、室内にはアロマがほのかに香り、リラクゼーション効果のある音楽が流れているため、患者さまがリラックスして過ごせる空間になっています。
オペ着やグローブは使い捨てのものを使用
歯科医師が使用するオペ着やグローブ、トレイなど手術に使用するもので可能なものは使い捨て用品を採用し、感染を防ぐために必ず患者さまごとに新しいものに取り換えています。たとえほんの少ししか使っていなかったとしても、決して使い回すことはせず、使用するごとに新しいものに換えることで、常に衛生的な環境で手術を受けていただけるようにしています。
手術中の患者さまの体の状態をモニターで常に監視
手術中は生体情報モニターを使用し、患者さまの血圧や心拍、血中酸素飽和濃度、心電図などをリアルタイムで測定し、常に数値に問題がないか確認しながら手術を進めていきます。これを行うことで、万が一患者さまの体調に変化が起きた場合でも迅速に対応できます。また、手術の様子をモニターに表示し、各スタッフがそれを確認することで的確に連携をとれるようにしています。
安心の歯科治療設備篇【インプラント専用手術室他】
以下の動画でも治療設備をご紹介しています。ぜひご覧ください(クリックすると動画が再生されます)。
Hygiene management 院内感染予防のための徹底した衛生管理
当院では、ハンドピース(歯を削る機器)などの患者さまのお口に触れる器具類はすべて患者さまごとに必ず取り換え、使用したものは第2種滅菌技士の資格をもつ滅菌専門のスタッフが念入りに消毒・滅菌を行っています。
このように徹底した衛生管理は、院内感染を防ぎ、患者さまにより安全な治療をご提供するために不可欠です。
オートクレーブ滅菌器
高圧蒸気滅菌とよばれる方法で滅菌処理を行う機器です。病原性微生物はタンパク質で構成されているため、熱によって変性させることができます。オートクレーブ滅菌器は、機器内に一定の圧力をかけることで高温の飽和水蒸気を作り出し、治療で使用した器具類に付着した細菌や微生物を殺滅します。
なお、非耐熱性の器具については、ガス滅菌器を使用して滅菌処理を行います。
DAC UNIVERSAL
(除染・滅菌用洗浄器)
患者さまの歯や骨を削る機器であるタービンやコントラ、補綴物を削る機器であるストレートハンドピースなどの回転切削器具の滅菌処理を行う機器です。
オートクレーブ滅菌器では、回転切削器具の内部まで飽和水蒸気で滅菌することはできませんが、DAC UNIVERSALなら器具内部まで飽和水蒸気を通過させ、隅々まで滅菌することができます。
当院では、より安全な治療のため、回転切削器具も使用するごとに必ず滅菌処理を行っています。
Equipment for implant surgery 精密なインプラント手術のための設備
より安全にインプラントの手術を行うためには、オペ室や衛生的な器具を用意するだけでなく、患者さまのお口の状態をより正確に把握し、治療部位を細部まで確認したうえで精密に手術を行う必要があります。
そして、精密なインプラント手術をサポートするのが、歯科用CTとマイクロスコープ、X-ガイドです。
歯科用CT
歯科用CTは、X線を360度にわたって照射し、その透過X線のデータから断面画像を得られる撮影機器です。この断層画像をコンピューター処理することで3次元立体画像を得ることができ、レントゲンの二次元画像では把握・判別できない顎骨の厚みや形状、神経や血管などの位置も的確に把握できます。
当院では、撮影時間がわずか8.9秒と短く、X線被ばく量がより少ない歯科用CTを導入しています。
マイクロスコープ
肉眼の3~20倍の拡大視野で治療部位を確認できる歯科用顕微鏡です。インプラント手術でマイクロスコープを使用すると、最小限の傷口でより正確な位置にインプラントを埋め込むことができます。また、インプラントに被せ物を装着する際にも歯肉との接触具合などを細かく調整できるため、より美しい見た目に仕上げられます。
X-ガイド
(手術用ナビゲーションユニット)
画面上でリアルタイムでドリルの位置や骨の状態を確認しながら、術前のシミュレーションどおりの位置や角度でインプラントを埋め込めるようにナビゲートするシステムです。
X-ガイドを使用することで、骨の中の神経や血管を避けながら狙った位置に短時間でインプラントを埋め込むことができるようになり、手術時間も手術による傷口も最小限に抑えられます。
Equipment for implant surgery
より確実な治療のための
インプラント治療機器
当院では、安全性を追求するだけでなく、できる限り治療における患者さまの体への負担を軽減することを重視しています。
インプラント治療に関する新しい機器やシステムは積極的に取り入れ、インプラント治療の精度を高めることで体への負担の少ない治療を実現します。
DTXスタジオインプラント
(旧ノーベルクリニシャン)
歯科用CT撮影で得た断層画像のデータをもとに3次元立体画像を作成し、手術のシミュレーションを行うことのできるコンピューターソフトウェアです。
3次元立体画像を使って患者さまのお口や顎骨の状態をさまざまな角度から確認したうえで、インプラントを埋め込む位置や角度、深さなどを綿密にシミュレーションすることができます。
当院では、手術のシミュレーションを3回行うことでより患者さまに適した治療計画を立案し、安全性に十分に配慮したうえで手術を行います。
ピエゾサージェリー(超音波骨切削器)
超音波振動を利用して顎骨を削る部分の深さや角度をコントロールしながら理想的なスピードで顎骨に穴を開けることができる器具です。この器具は顎骨だけが削れる周波数になっているため、周囲の神経や血管などを傷つけず、より正確にインプラントを埋め込むことができます。超音波器具を使用することで手術によるリスクやダメージを最小限に抑えられるため、当院のインプラント治療には欠かせません。
インプランター(電動式骨手術器)
インプラントを顎骨に埋め込む際にドリルの回転数や回転力をコンピューターで制御する機器です。これを使用することによって適切なスピードと力で顎骨に穴を開け、より正確にインプラントを埋め込むことができます。
Safe implant treatment
患者さまが安心して
インプラント治療に臨めるように
当院では、より安全にインプラント治療を提供するための設備や環境を整えることだけでなく、患者さまが抱える不安感や恐怖心を取り除き、できるだけリラックスした状態で治療に臨めるようにしていくことも大切だと考えています。
インプラント患者専用控え室
当院では、インプラント手術の前後に患者さまに過ごしていただく控え室も備えています。
手術前はやはり緊張してしまう方が多いので、すぐにオペ室に行くのではなく、まずは控え室で過ごしていただきます。気持ちを落ち着かせるアロマが香り、癒しの音楽が流れる空間で院長が丁寧に手術の手順や方法についてお話し、患者さまの気持ちが十分に落ち着いてから手術に臨めるようにしています。
また、手術後も状態が落ち着くまでこちらの控え室で過ごしていただきます。
カウンセリングルーム
当院では、治療を受ける前にインプラントに関する疑問や不安な点について歯科医師やインプラントに特化したカウンセラーに相談できます。
カウンセリングルームは個室となっており、患者さまのプライバシーをしっかりと守りますので、ほかの患者さまの目を気にすることなく、じっくりとお話いただけます。
どんな些細なことでも結構ですので、安心して治療を受けるためにも疑問や不安な点があればご相談ください。
AED
患者さまの万が一の事態にも対応できるよう、院内にAED(自動体外式除細動器)を備えています。
また、2ヵ月に一度は愛媛大学医学部附属病院より講師を招いてAEDの講習と実習をスタッフ全員で受けるようにし、AEDが必要な事態が起きたとしても迅速かつ的確に対応できる体制を整えています。
・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
・高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・手術後、歯肉・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
・手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気副作用が現れることがあります。
・手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
・インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯肉の状態、咬み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
・毎日の清掃が不十分だった場合、インプラント周囲炎(歯肉の腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。
・薬機法(医薬品医療機器等法)において承認された機器であり、インプラント治療を行う工程で使用します。
・手術中にドリルの位置をリアルタイムに追跡します。インプラントの埋入方向、角度、深さの精度と正確性を向上させられます。
・対象とするインプラントの治療計画は、DTXスタジオインプラント(旧ノーベルクリニシャン インプラント用治療計画支援プログラム)で行ったものに基づきます。
・薬機法(医薬品医療機器等法)において承認された機器であり、インプラント治療を行う工程で使用します。
・洗浄プロセスは、国際規格(ISO15883-1、ISO158832)に適合しています。
・滅菌プロセスは、国際規格(ISO13060、ISO17665-1)に適合しています。
・ハンドピースやタービンなどの回転切削器具の洗浄(内外部)、注油、滅菌(内外部)ができます。
・超音波スケーラー(歯石除去器具)、スケーラー用チップ、シリンジノズル(注入器)の洗浄(内外部)、滅菌(内外部)ができます。
薬機法(医薬品医療機器等法)において承認された機器であり、インプラント治療を行う工程で使用する機器となります。
・CT画像から、治療部位、顎骨・歯の輪郭を作成できます。それをもとに治療領域を決め、インプラント治療に必要な情報を入力してコンピューター処理することで、治療計画の策定を支援します。
・サージカルテンプレート(手術用テンプレート)を設計できます。
・薬機法(医薬品医療機器等法)において承認された医療機器であり、インプラント治療を行う工程で使用する機器となります。
・3次元超音波振動により、骨の切削、歯周外科、歯内療法、支台歯形成(対象歯を修復物に適した形態に切削・形成すること)時の切削に使います。
・切削部分の長さ・深さを適切にコントロールでき、神経や血管などの軟組織を傷つけず骨だけを切削できます。
・薬機法(医薬品医療機器等法)において承認された医療機器であり、インプラント治療を行う工程で使用する機器となります。
・インプラント窩(インプラントを埋め込む穴)の形成のほか、インプラントの埋入、キャップ(アバットメント内への汚れの混入などを防ぐためのふた)類の脱着等に使います。
・インプラント手術のさまざまな場面で、回速度、トルク(インプラントを締め込む力の程度の値)、注水量、回転方向正逆の組み合せを適切に設定できます。